早漏治療薬は内服薬が効く

2009年にヤンセンファーマ株式会社が早漏改善薬であるプリリジーを開発したことにより、世界で初めて早漏に有効な治療法が誕生しました。
この早漏改善薬はダポキセチンを主成分とする内服薬です。
開発したヤンセンファーマ株式会社は世界的な製薬企業ですが、ベルギーに本社があったために2009年に発売が開始して以来ずっと、ヨーロッパを中心として広まってきました。
スウェーデン、フィンランド、スペイン、ポルトガル、ドイツ、オーストリア、イタリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国などでは既に承認されており、いずれの国でもこの早漏改善薬の良好な治療成績が示されています。
日本では未承認ですが、厚生労働省の輸入許可を得てヤンセンファーマ株式会社から直接交渉して輸入している医療機関があり、この医療機関を受診すれば日本国内でも、ヨーロッパの国々と同様にこの早漏改善薬による治療を受けることが可能です。

プリリジーは従来は抗うつ薬として使われてきたSSRIという薬に分類されますが、短時間作用型であるために抗うつ効果はなく、毎日連続して服用したとしても早漏改善薬として以外の効果はありません。
ただし、従来のSSRI抗うつ薬と併用すると、一時的に併用した相手の薬の効果を増強する恐れがあり、併用は禁止されています。
服用方法としては、性行為の1~2時間前に服用します。
これにより、膣内に挿入してから射精までの時間をおよそ3~4倍にまで延長することができ、この効果は一晩は継続します。
ただしこの効果は翌日には効果が切れてしまいますし、副作用があることにも注意が必要です。
主な副作用は頭痛・めまい・嘔気・下痢・不眠・疲労感などです。
いずれ副作用が起こる可能性は1~10%未満とされています。
その他としては立ち上がったときにめまいや立ちくらみが起こる起立性低血圧も報告されています。
特に立ちくらみや原因不明の失神歴がある方の服用には十分な注意が必要となります。